体内時計とは ① 人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており意
識しなくても日中は体と心か゛活動状態に、夜間は休息状態に
切り替わります。
② 体内時計の働きで人は夜になると自然な眠りに導かれます。
③ 体内時計は毎朝 光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを
刻みます。
体内時計は体のさまざまな生体リズムを調節しています。
※ 人体の体内時計の中心は脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という部位にあります。
体のほぼ全ての臓器にも体内時計があり、脳の体内時計からの司令でさまざまな生体
リズムを刻んでいます。
血圧の日内変動やホルモンの分泌や自律神経の調節なども体内時計が刻む生体リズムです。
体内時計を調節するホルモン メラトニン
メラトニンとは、脳の松果体と呼ばれる部位から分泌されるホルモンです。
体内時計に働きかけることで覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。
メラトニンは眠りを誘うほかに抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれる為、病気の予防や老化防止にさまざまな効果を持つと考えられており、
注目されているホルモンの一つです。
夜間に多くのメラトニンが分泌される。
加齢とともにメラトニンが減少する。
☆ 夜更かし、暴飲暴食、運動不足、交代勤務
☆ 夜間の光環境の変化
☆ 高齢化社会の加速
これらの原因により、夜間のメラトニンの分泌低下によって
体内時計の乱れ⇒不眠 となります。
体内時計の乱れを整えるには
① 起きる時刻を毎日一定にする。
② 朝起きたら、光を浴びる。
③ 朝食を食べる。
④ 夜はなるべく 光を浴びない。部屋を明るくしないなど。