小じわやシミが増えた
唇がガサガサで荒れやすい
爪の色が白っぽい
むくみや冷えが気になる
などの症状は毛細血管力が低下しているかもしれません。
若々しさのカギとなる毛細血管力ですがその毛細血管がなくなる「ゴースト化」は
肝臓や腎臓などの臓器にも影響を与えます。
毛細血管とは
動脈や静脈をつなぐ細い血管で、酸素と栄養素を全身に送り届け、二酸化炭素や老廃物を回収する働きを担っています。
毛細血管は全身の血管の99%を占めています。5~10ミクロンという細さで非常にもろい毛細血管は、外側の壁細胞が覆うことで何とか安定していますが、加齢によって
壁細胞が剥がれるともろくなり、最終的には消えてなくなります。
これが毛細血管のゴースト化です。
毛細血管のゴースト化
ゴースト化の影響が一番大きいのは肌です。
酸素や栄養素が肌まで行き渡らなくなり、シミ、たるみなどが増える原因になります。
さらに、肝臓、腎臓、肺など内臓にも多くの毛細血管があり、加齢と共に減少していきます。年を取るとお酒が弱くなるのも肝臓の毛細血管が減って機能が低下する事が原因です。
他にも、腎臓病や骨粗しょう症、認知症まで引き起こすという研究があります。
毛細血管と生活習慣
激しい運動は活性酸素が出てしまい、毛細血管に良くありません。
食事では、動物性脂肪の食品を焼いたり揚げたりしたものに多く含まれるAGE注1 が
毛細血管に大きな影響を与えます。
注1 AGEとは終末糖化産物。「たんぱく質と糖が加熱されてできた物質」
強い毒性を持ち、老化を早める原因物質とされます。 AGEが血管に蓄積すると
心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症、目に蓄積すると白内障の
一因になります。
毛細血管力アップ法
① 毛細血管には、Tie2という受容体があります。
Tie2を活性化させて、細胞同士をくっつけ、毛細血管の構造を安定させる働きの
ある食べ物を食べます。
ニッキに含まれる桂皮エキス
シナモン
ルイボスティー
グアバ
きんかんなどがTie2を活性化させます。
② 全身の約7割の毛細血管は手・足に集まっています。
手・足の指を朝晩20回ずつ グッ、パーと曲げ伸ばしを行いましょう。
全身の血流が良くなり、毛細血管力がアップします。